DSCF3282

第38回のあと話

By 泰史繁, 2014年4月16日

局長のワッハが書きます!

第38回松田春美さんをお迎えした後に私が思ったことを書いてみました。

 

【「お金を稼ぐこと」だけが仕事でない?】

オフィスの本棚からこんな本が目に止まりました。 一生、仕事で悩まないためのブッダの教え(アルボムッレ・スマナサーラ著/三笠書房) この方はスリランカ仏教の長老で、日本に在住して、初期仏教の伝道、瞑想指導に講演活動と日本で幅広く活動されている方なのです。仏教本来の考え方を大変わかりやすく語られるので、気に入って何冊も持ってます。

こんな章が目に止まりました。~「お金を稼ぐこと」だけが仕事でない~

内容をざっくりと紹介しますね。

…多くの人は「働くこと=お金を稼ぐこと」、「仕事=商売」だと思っています。毎日会社に行って、上司から与えられた作業をする。そして給料をもらう。これが仕事だと思っています…そもそも「仕事」というのは、そんな狭い意味のものではありません。生きるために行っている行為は全て仕事です。お金を稼ぐ行為だけが仕事だなんて、狭く、つまらない考えです。動物だって、昆虫だって、もちろん仕事をしています。ミミズが生きていくとき、誰かが食べ物を口に突っ込んでくれるでしょうか。そんなことは絶対にありません。じぶんがで働いて食べ物を探し、自分の力で食べなければ生きていけない。これが働くという行為の本来の意味です。 …元来、仕事とは呼吸のようなもので、やらなければ生きていけない。ただそれだけのことです。…お金を稼ぐ仕事というのは、「本当の仕事」のうちのほんの一部。物事の一部を見て、それがすべてだと思うのは、大きな間違いなのでしょう…

別の章では、仕事を生きるだけでなく、社会の役に立つこと、誰かの役に立つこととも言っています。

松田さんは、故郷の大山に帰って、生きる力を磨くのだと言っていました。まさしく「生きる」仕事をしようとしているのですね。

また、古民家を再生し、人のつながりが生まれたり、癒したりするような場所を提供したいとも語ってくれましたが、「人の役に立つ」仕事をしようとしているのですね。

都会を離れて収入は大丈夫?どうやって食べるの?といった考えが、実はなにげに横切ってましたが、この本を改めて読んで反省!!です。

しっかりとした仕事をしに、故郷に戻ったんですね。 なんだか心が明るくなりました。松田さん、ありがとうございました!!